4月 10, 2025

老け見えの原因は糖化? 糖化がもたらす肌への影響

老け見えの原因は糖化? 糖化がもたらす肌への影響

「最近、肌のくすみが気になる」
「ハリがなくなってきた気がする…」
そんなお悩みはありませんか?

もしかすると、その原因は 「糖化」 かもしれません。
これまで、肌の老化対策として 「抗酸化」 が注目されてきましたが、近年では老化を加速させる 「糖化」 にも対策が必要であることがわかってきました。

では、糖化は肌にどのような影響を及ぼすのでしょうか?
今回は、糖化がもたらす肌トラブルと、そのメカニズムについてご紹介します。

 

糖化がもたらす肌トラブル①シワ・たるみ

 

糖化が進むとAGEs(エイジス)という老化物質が生成・蓄積されます。
このAGEsの影響を受けやすいタンパク質の1つが「コラーゲン繊維」です。
コラーゲン繊維は体内にあるタンパク質の約30%を占め、私たちの体型を保ったり、肌の弾力性・柔軟性を保ったりという重要な役割を担っています。

このコラーゲン繊維のつながりを架橋(かきょう)といい、正常な架橋によって皮膚は柔軟性を保ち、圧力が加わった際に元の形に戻ることができます。
しかし、糖化が進むとAGEsが蓄積して異常な架橋が起こり、コラーゲン繊維が硬くなります。

その結果、
肌のハリが低下し、たるみの原因に
・ ちりめんジワや深いシワが目立つように
肌全体の土台がゆっくり崩れていくような状態です。

スキンケアで潤っても、なんとなくピンとしたハリがないと感じたら、糖化が進行しているサインかもしれません。

糖化がもたらす肌トラブル②シミ・くすみ

 

紫外線を浴びると、肌は細胞を守るためにメラニン色素を生成します。
これは本来、時間とともに約28日間のターンオーバーによって、古い角質と一緒に剥がれ落ちるはずのものです。
しかし、糖化が進むと
ターンオーバーが乱れ、メラニンが肌にとどまり、やがて色素沈着=シミとして残ってしまいます。

さらに、AGEs自体が黄色っぽい色合いのため、肌に蓄積されると黄色くくすんだ状態に。
・コンシーラーで隠しても、シミがうっすら残る
・顔色がパッとしない、疲れて見える
・透明感がなく、黄みがかった印象に見える
これらはすべて、糖化が引き起こす可能性のある肌トラブルです。

スキンケアを頑張っているのに結果が出ないと感じている方は、糖化が原因の可能性があります。

 

外側からどれだけスキンケアをしても、体内で糖化が進んでしまうと、肌の老化はどんどん加速してしまいます。
だからこそ、「抗糖化」という新しい視点でのエイジングケアが、いま注目されています。

肌のたるみやくすみが気になり始めたら、糖化ケアを取り入れることが大切です!
食生活やスキンケアを見直し、今からできる抗糖化習慣を始めてみませんか?
糖化対策については、こちらの記事もぜひ参考にしてみてください!

今日からできる!糖化対策